完璧主義との付き合い方を模索してる話【仕事がしんどい】

メンタル・考え方

完璧主義で、仕事がしんどい。

メールを1通返すのにやたら時間がかかる。人に見られていると、手も頭も止まる。何か新しいことを始めても、1回つまずいたら全部やめてしまう。

完璧主義を治す方法を色々調べて試した。でも全部うまくいかなかった。

今回は、現在進行形で完璧主義の呪いに悩まされながらどうにかブログを続けている自分が、完璧主義について思うことを書いていく。


結論

完璧主義は治っていない。本やYouTubeで対策を色々調べて試したが、結局どれも失敗したと言っていい。

ただ、何度も克服に挑戦する中で一つだけ身についた考え方がある。

「一度やめてもまた再開すれば、それは後で振り返ったときに継続していた期間になる」

この考え方のおかげで、一度止まってしまったこのブログにも戻ってくることができた。


自分の完璧主義はこんな感じ

自分が完璧主義だと気づいたのは、20代半ばの頃。ビジネス書やビジネス系のYouTubeを見るようになって、「完璧主義」という言葉に出会った。

「準備が完璧になるまで動けない」
「70点の段階で提出できない」
「積み上げたものが1つダメになると全部どうでも良くなる」

自分のことじゃん、と思った。

具体的にはこんな感じ。

メールやチャットの返信が遅い

誤字脱字はないか、日本語がおかしくないか、言い回しや言葉遣いは適切か。送信する前に一生見直している。1通返すのに信じられないほど時間がかかる。そしてレスポンスが遅い人間は、仕事ができない認定を受ける。

1つ崩れたら全部がダメになったと思う

例えば新しい習慣を始めても、途中で1回途切れたらそこで全部やめてしまう。1度のサボりでそれまでのことが全部ムダになったと感じる。100じゃないならゼロでいいという思考。結果に向かうまでの過程に目を向けて、少しずつ積み上げるということができない。


一番しんどいのは「見られること」

完璧主義でつらいことは色々あるが、個人的に一番しんどいのがこれ。できていない状態を、人に見られること。
仕事で実際にしんどくなる場面の例を挙げていく。

ロープレが苦手

仕事でロープレ(練習のための模擬接客)をすることがある。これがとにかく苦手。自分よりできる人に見られていると、思考が停止してしまう。普段お客さんに対する接客でできていることができなくなる。

だから自分は、まず一人でロープレをする。ひとりごとでブツブツ言いながら、頭の中でイメージが完璧になるまで何度も繰り返す。他人を相手にやるのはそれができてから。

そして、一人で仕上げてから人とやると「もう完璧じゃん」と言われる。だから正直、自分に人とのロープレは必要ないと思う。でも会社員である以上、決められたルールには従わなくてはいけない。これがかなり苦痛。

静かな店内で、自分の声だけが響く

接客の仕事をしていると、お客さんの対応をしているのが自分だけになる瞬間がある。他のスタッフは静かに作業をしているので、店内に自分の声だけが響く。

そういう時、もし何か間違ったことを言ったら、お客さんは気づかなくても他のスタッフはわかる。つまり、自分のミスを他人に見られることになる。これは本当に耐えられない。

だから自然と声が小さくなってしまう。それでお客さんに「え?聞こえない!」と大きな声で言われて、余計に周りの注目を集めてしまう悪循環。

一人なら完璧にできることが、人の目があると途端にできないことに変わる。いろんな完璧主義があると思うが、自分の場合はここが一番きつい。


対策は色々試した

この完璧主義をどうにかしたくて、本やYouTubeで治し方を色々調べた。よく紹介されているのはこんな方法。

取りかかるハードルを最小まで下げる

完璧主義の人は始める前から「ちゃんとやらなきゃ」と構えてしまって、なかなか手をつけられない。だから最初の一歩を、とにかく小さくする。

終わりの時間を決める

中途半端でも、終わりの時間が来たらそこでやめる。調子がいいと、どうしても集中力の限界までやりたくなってしまう。そうすると次に取り掛かる時のハードルが上がる。「昨日と同じレベルではできない」→「だったらやらない」と極端なことになる。それを防ぐための方法。

80点で完了にする

100点を目指さず、80点の時点で完了にする。多くの仕事において、遅くて100点と早くて80点なら圧倒的に後者の方が重宝される。それに最初から100点を目指したところで、一発で100点をもらえることはほとんどない。つまり完璧を目指すと仕事が遅いだけの人と評価されかねない。そのことを頭の片隅に置いて、質の高さにこだわりすぎずスピードを重視する。

どれも完璧主義の対策としては定番の方法だと思う。理屈はわかるし、どれも正しそうに見える。

自分も、これらを実践しようとした。


でも全部失敗した

結果から言うと、どれも身につかなかった。

原因ははっきりしている。対策を実践するときにすら、完璧主義が働いてしまうから。

「ハードルを下げる」も「終わりの時間を決める」も「80点で完了」も、全部一気にやろうとした。
複数のことを同時に意識するのは難しい。意識があちこちに分散してしまう。

それにハードルを下げても取り掛かれなかった日は「こんなことすらできなかった」と落ち込む。
終わりの時間を決めても守れなかった日は「決めたルールを守れなかった」と自分を責める。
「80点で完了」に関しては、やっぱり100点を目指さないことが難しすぎる。80点のラインがどこなのか全然わからない。

こうして一つもうまくいかず、結局完璧主義はまだ横にいる。

完璧主義を治すための方法を、完璧にやろうとして失敗する。
正直救えない。でも同じような経験をしてる人、多いんじゃないかと思う。


ブログを再開できた理由

実はこのブログも、一度止まっている。体調を崩したのをきっかけに更新が途切れて、回復してからも3ヶ月ほど離れていた。

1回途切れたら全部投げ出す。同じペースで更新し続けなければ意味がないように感じてしまった。いつものパターン。

それでも戻ってこられたのは、冒頭でも書いた考え方を知っていたからだと思う。

完璧主義の治し方を探す中で出会った、「一度やめてもまた再開すれば、それは後で振り返ったときに継続していた期間になる」という考え方。

例えば、習い事を10年続けている人がいたとする。その人にも事情があって、途中で何ヶ月か休んだことがあるかもしれない。それでも10年後に振り返れば、その習い事を「10年間続けている」と言うことができる。

短期的に見れば、一度離れた時点では全部やめたように見える。でも再開さえすれば、長い目で見たときに休んだ期間も含めて「続けていた期間」になる。

この考え方を思い出してブログに戻ってこられたことで、今まで完璧主義に対して試行錯誤した時間が全部無駄だったわけじゃないと思えた。

戻ってきた理由はもう一つ。

自分は今まで、何かを途中でやめる度に「またダメだった」「やっぱり続かない」と思ってきた。その経験が積み重なって、自分は何をやっても続かない人間で、何をしても無駄だと感じるようになっていた。これ以上、その経験を積み上げたくない。

一度やめても、戻ってきて続けられた。そういう経験が欲しい。
そう思ってなんとか踏みとどまっている。

以前、別の記事で「人間本当に追い込まれたら勝手に本気になる」と書いた。追い込まれている状況は、今も変わっていない。でも止まってしまった。
やっぱり完璧主義がゆえに物事が続かない人間は、本気になっても立ち止まることがあるらしい。
それでも、自分に合う考え方を1つ持っていたことで戻ってこられた。


完璧主義に悩んでいる人へ

ここまで書いたように、自分は完璧主義を治せていない。今も現在進行形でめちゃめちゃ悩んでいる。だから「こうしたらいいよ」という確実な方法を伝えることはできない。

ただ、同じように悩んでいる人はたくさんいると思うから、自分だけがダメだとは思わなくていいと伝えたい。

というか、多分この記事を読んでいるあなたより、自分の方がよっぽどダメだと思う。変に行動的なところがあるばかりに次々と新しいことに挑戦して、その度に完璧主義らしくガチガチにルールを固める。そして続かずに失敗してきた数は、もう数え切れない。
上には上が…いや、下には下がいるので、安心してほしい。

そしてそんな自分でも、先に書いた考え方のおかげでこのブログには戻ってこられた。
だから偉そうに1つだけアドバイス的なことを言うなら、「完璧主義が顔を出した時に対処するための、自分に合う考え方を1つだけ持っておく」といいのではないかと思う。

「自分に合う」というのが大事で、どの考え方が効くのかは人それぞれ違うと思う。
だからそこは自分で探してもらうしかないのだが、探す過程も決して無駄ではないと自分の経験から感じている。

そして1つ合う方法を見つけたら、それを頼りにできることをやっていくしかないんだと思う。
自分もまだまだ試行錯誤している途中。いつか克服して、その過程をブログで書けたらいいなと思うけど。

何も解決できてないけど、この記事を読んで少しでも気が楽になった人がいてくれたら嬉しい。
しんどいけど、一緒に頑張ろう。

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