リクルートエージェントを使った正直な感想【転職できなかった体験談】

エージェント体験談

高卒フリーター、バイトや派遣を転々とすること10回以上、正社員歴ゼロ。スキルも資格も特になし。
そんな当時の自分がリクルートエージェントに登録したらどうなったか、正直に書く。

結論から言うと、転職はできなかった。
でも「登録して無駄だった」かと聞かれると、実はそうでもない。

同じような経歴で「自分みたいな人間でも求人を紹介してもらえるだろうか」と気になっている人に向けて、自分の体験談を書いていく。


結論

結論から言うと…
高卒・正社員歴ゼロ・スキルなしでも、求人は普通に紹介してもらえた。
「こんなに履歴書ボロボロの貴様にくれてやる求人などないわ!」
とか言われたりはしなかった。よかった。

ただし、一点致命的な問題が。

やはり田舎には、そもそも求人の母数が少ない。
エージェントにもよるのだろうが、希望勤務地をどこまで絞り込めるかは重要だ。
リクルートエージェントは勤務地の絞り込みが都道府県単位までしかできないため、紹介されるのは県内の都市部の求人がかなりの割合を占めていた。
自宅から通える距離の求人はほとんどない。
自分は地方の実家を離れることができないため、この点は最大のネックだった。
大手のエージェントは信頼できるという安心感はあるが、地域密着型のエージェントと比べて地方の求人には弱い。

職種はこちらが指定しなかったこともあって、面談で経験やスキルを確認した上で担当者が考えるおすすめを提案してくれた。
全て正社員求人で、今より年収が上がる案件が多かった。

要するに「経歴に関わらず求人は紹介してもらえる。ただし地方在住民は数は望めない。」というのが正直なところ。


登録前に不安だったこと

職歴多すぎ・スキルなしで、そもそも紹介してもらえるのか

もちろん条件のいい求人を紹介してもらえるとは思っていなかった。
高卒でバイトと派遣を10回以上繰り返してきた人間に、条件ぴったり希望通りの求人があるはずがない。
ただ「選り好みしなければいくつかは紹介してもらえるんじゃないか」という微かな期待はあった。
実際、最初に書いた通り今より年収が上がる正社員求人を紹介してもらうことができた。

地方在住なので、近くに求人がそもそもないのでは

これは登録前からかなり不安に感じていた。
以前別のエージェントに面談してもらったとき、今住んでいる地域で紹介できる求人は少ないとはっきり言われたことがある。
それに転職サイトで自分の地域を絞って検索しても、いつも偏った職種ばかり出てくる。
大手のリクルートエージェントなら求人の母数が多いはずなので、期待したい気持ちはあった。
が、現実的に難しいだろうなと思ってもいた。

担当者との相性が合わなかったら

実はこういうとき、自分はかなり人を選ぶタイプだ。
高圧的な人やこちらの話を最後まで聞いてくれない人が苦手で、実際そういう人に当たったこともあるので心配していた。
だが実際に担当になった方はすごくいい人だった。
まずこちらの話をきちんと最後まで聞いてくれるし、自分の経歴からスキルや得意なことを引き出してくれた。
話し方や接し方も終始丁寧で、リラックスして自分のことを話せた。
正直当たりだなと思った。
ただし、これは運の要素が大きい。
担当者を最初から選ぶことはできないので、もし合わなければ変更を申し出るのが現実的だと思う。


実際に使ってみた流れ

登録編

登録自体は画面に沿って進めるだけなので、特に難しいことはなかった。
ただ一点、経験社数を入力する画面で少し手が止まった。
バイトも含めるのか、短期のものはどうするのか。
転職回数が多い人間は毎回これで迷う。
そして登録後は職歴の詳細を入力する必要があり、社数が多い分それなりに時間がかかった。
面倒な作業だが、ここをしっかりしておかないと担当者との面談や履歴書を作る段階で苦労することになる。
未来の自分のために少しの辛抱だ。

面談編

担当者との面談はオンラインで行われた。
内容は主に以下の4つだった。職歴とそれぞれの辞めた理由。転職しようと思ったきっかけ。希望する求人の条件。そして現職や過去の経歴の深掘り。
この経歴の深掘りで、他の職種に活かせるスキルを見つけてもらった。
「スキルも実績もない」と思っていた自分の経歴から、担当者がアピールポイントを見つけてくれた。
いい担当者と出会えれば、1人では気付けない自分の長所に巡り会える。
これはエージェントを使うことの大きなメリットだと感じた。

求人紹介編

登録するとマイページが作成され、そこにひっきりなしに求人が届くようになる。
リクルートエージェントはとにかく量がすごい。良くも悪くも、数打ちゃ当たる方式だ。
ただ最初に書いた通り、勤務地の絞り込みが都道府県単位までしかできない。
「希望勤務地:○○県」という登録になるため、県全体のおすすめ求人がバンバン飛んでくる。
その中から自宅近くの求人を自分で探して応募するのが、地味に面倒だった。
自分の最優先条件は実家から通勤できる距離だったので、その条件さえ満たせば他の条件はそこまで気にせず片っ端から応募した。
応募はマイページの応募ボタンを押すだけなので、かなり気軽にできる。
結果として、1社だけ面接まで進んだ。


紹介された求人はどんなものだったか

職種は幅広く届いたが、全体的に多かったのは営業と工場系だった。
工場系が多いのはおそらく地域の土地柄で、製造業が盛んなエリアに住んでいる人なら同じ傾向になるかもしれない。

面接まで進んだのは住宅系の会社で、既存顧客にリフォームなどを提案する営業職だった。
新規営業ではないのでそこまでハードルは高くないと判断して応募した。

全体的に、スキルなし・正社員歴ゼロでも応募できる求人は一定数あった。
ただし自宅から通える範囲となると、その中からさらに絞られる。数は多くない。


使ってみて良かった点

自分の強みを言語化してもらえた
職歴がバラバラで「アピールできるものが何もない」と思っていたが、担当者が経歴を深掘りしてスキルや強みを見つけてくれた。これは1人では難しい作業なので、すごくありがたかった。

経歴に関わらず求人をたくさん紹介してもらえた
地域の問題はあったが、自分のような経歴でもとにかく大量の求人が届いた。選択肢の多さは、大手のリクルートエージェントの強みだと感じた。

履歴書・職務経歴書のサポートがある
書き方のアドバイスをしてもらえるので、書類作成が不安な人でも安心して転職活動に臨める。職歴が多い自分にはありがたいサポートだった。

企業とのやりとりを全部代行してくれる
応募や企業との連絡はエージェントが間に入ってやってくれる。これは電話やテキストベースのやりとりが苦手な自分にとっては、エージェントを使う一番のメリットだと感じた。それに在職中に転職活動をする場合は、なかなか時間もないのでこの手間が省けるのは大きい。


使ってみて気になった点

希望勤務地の絞り込みが都道府県単位までしかできない
これは地方在住者には致命的だ。県全体の求人が届くので、その中から自宅近くのものを自分で探す必要がある。絞り込みがもう少し細かくできれば、使い勝手はかなり変わると思う。

地方の求人が少なく、都心寄りのサービスという印象
求人の絶対数は多いが、地方在住者にとっての選択肢は限られる。大手ゆえに都心の求人が充実している反面、地方は手薄な印象だった。

担当者が休みの日は対応してもらえない
緊急の連絡をしても休み明けまで待つことになる。代わりに対応してくれる人もいないので、急ぎの用件があるときは困った。

求人の量が多すぎて目を通すのが大変
選択肢が多いのは良いことでもあるが、大量に届く求人を確認する作業はそれなりに時間がかかる。自分で仕分ける手間が発生するのは、数打ちゃ当たる方式の裏返しだ。


転職に至らなかった理由

1社だけ面接まで進んだが、結果として辞退した。理由は複数ある。

まず面接の段階から違和感があった。別支店への勤務の可否を聞かれたり、募集内容と異なる仕事内容について示唆されたりと、嫌な予感がしていた。

そして決定打になったのが、1次面接後に企業から直接メールが届いたことだ。
内容は「社内で来期の人事が大詰めになっており、採用の可否を早急に検討する必要がある。リクルートエージェントと弊社の休みがつながっているため、直接連絡した」というものだった。
エージェントを通して連絡するのは、企業側にも提示されているルールだ。それを「休みが被ったから」という会社都合で簡単に破ってくる。「こういう企業なのか」と思った瞬間、辞退の気持ちが固まった。

転職に至らなかったのはサービスのせいではなく、縁がなかっただけだと思っている。リクルートエージェント自体への不満はそこまでない。
むしろ直接メールが来たことを担当者へ報告すると、内定まではリクルートエージェントを通じて連絡してもらうよう企業側に伝えてくれたらしく、適切な対応だったと記憶している。


こんな人には使う価値あり・なし

おすすめできる人

  • 都心在住、もしくは勤務地に応じて引越しが可能な人
    求人の絶対数が多いので、選択肢の広さを最大限活かせる。
  • 職歴が多く、自分のスキルや経歴に自信がない人
    担当者が経歴を深掘りしてアピールポイントを見つけてくれるので、「何をアピールすればいいかわからない」という人ほど使う価値がある。
  • 転職が初めてで、書類作成や企業とのやりとりに不安がある人
    履歴書・職務経歴書のサポートから企業との連絡の代行まで、一通りフォローしてもらえる。

おすすめできない人

  • 地方在住で、絶対に今住んでいる場所の近くで働きたい人
    勤務地の絞り込みが都道府県単位までしかできないため使いづらい。そもそも地方の求人数が多くないため、もっと地域特化型のエージェントを使う方がいいと思う。
  • 希望条件に合った求人だけを厳選して紹介してほしい人
    大量の求人の中から自分で探す作業が発生するので、数より質を求める人には合わないかもしれない。

まとめ

一言で言うなら「転職を考えているなら、一度使ってみて損はないサービス」だ。

初めての転職で不安な人には丁寧なサポートがあり、経験者には豊富な求人数が魅力になる。経歴に自信がある人もない人も、幅広い求人を紹介してもらえる。

地方の求人が少ないとは言ったが、都心と比べればというだけで全くないわけではない。

何か特定の層に特化したサービスではないが、万人に70点を提供できるエージェントだと思う。複数のエージェントを使うなら、外す理由がない。

同じような経歴で迷っている人は、まず登録して面談を受けるだけでも価値があると思う。

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