バイト経験しかない、PCもまともに触れない。そんな状態で生まれて初めて就活をして、正社員として内定をもらった。でも入社しなかった。
高卒フリーターでこれまで6社の転職エージェントを使ってきた自分が、一番最初に使ったのがハタラクティブ。
10年近く前の話でうろ覚えの部分もあるが、ハタラクティブが気になっている人には参考になる部分もあると思う。実際に利用した体験談を正直に書いていく。
結論
20代・高卒・正社員歴ゼロ・就活経験ゼロ。そんな人は、ハタラクティブを使う価値があると思う。
未経験者へのサポートが手厚くて、内定までのスピードも早い。初めての転職活動でも安心感がある。
ただし全て任せきりにするのではなく、求人の内容は自分で考えて精査する必要はある。
気をつけて上手に使えば、正社員への最初の一歩としておすすめできる。
ハタラクティブを使った頃の自分
当時の自分のスペックはこんな感じ。
・22歳
・高卒フリーター
・派遣の経験すらなく、バイト経験のみ
・PCスキルゼロ(タイピングもまともにできなかった)
高校を卒業するときに就活をせず、フリーターになった。だから就活の仕方が全くわからない。バイトはしていたが生活はカツカツ。
年齢的には若かったので、特に危機感があったわけではない。ただ漠然と「そろそろ正社員になった方がいいんじゃないか」と思っていた。そんな感じで、ただなんとなく就職を目指してみた。
実際に使った流れ
そもそもなぜハタラクティブだったか。「フリーター 就職」と検索して出てきたサービスの中で一番安心感があったから。正直あまり深い理由はない。なんとなく就職を目指して、使うサービスを選んだのもなんとなく。
登録すると、まず担当者との面談から始まった。そのあと求人への応募と書類準備、面接の対策を並行して進めていったと記憶している。
面談で何を話したかは、正直曖昧な部分が多い。学歴や職歴について、なぜ正社員になりたいのか、そのあたりは聞かれた。希望の条件も聞かれたはずだが、これはどう答えたのかあまり覚えていない。
その後の書類の添削と面接の対策がかなり手厚かったことは、はっきり覚えている。
当時の自分はバイト経験しかなく、就活用の履歴書なんて書いたことがなかった。職務経歴書にいたっては、存在すら知らなかった気がする。そんな状態だったから、プロに何度も添削してもらえたのは本当に助かった。
就職・転職のサポートを受けたのはハタラクティブが初めてだったから、自分はここで就転職活動の基礎を身につけたと思っている。
ちなみに、エージェントの面談では具体的にどんなことを聞かれるのか、この後に使った5社分のことをまとめた記事もある。詳しく知りたい人はこちらを参考にしてほしい。
→ 転職エージェントの面談で実際に聞かれたこと【5社分まとめ】
面接練習をして、実際に企業との面接をして。それを何度か繰り返し、比較的短期間で1社から内定をもらえた。
なぜ内定をもらったのに入社しなかったのか
ちなみに、自分はこの内定を辞退した。理由は「面倒になった」から。
なんだそれはと思われるかもしれないが、実際そうなのだから仕方ない。
そもそも就活を始めたきっかけが「なんとなく正社員になった方がいい気がする」から。辞退した理由も「なんとなく面倒になった」から。典型的なダメ人間の思考である。
具体的に言えば、毎日スーツを着て、自宅から離れた勤務先まで満員電車で通う。決まった時間に縛られて働く。職場の人間関係に気を遣う。想像したら、とても耐えられないと思った。
加えて、自分自身の能力への不安もあった。正社員としてちゃんと責任感を持って勤められるのか。ITスキルゼロの自分が、IT企業でやっていけるのか。こういう不安から逃げたわけだ。
そうして自分は初めてもらった内定をふいにして、またバイトに戻った。
若かったので危機感もなく、それでいいと思っていた。もしかしたら、あのときの自分が少し踏ん張ってくれていたら、今もうちょっと楽に生きられていたかもしれない。が、今更そんなことを言っても仕方ないし、多分そんなに変わらない。
良かったところ
正社員歴ゼロ・就活未経験の人に特化していて、サポートが手厚い
とにかくこれが一番。そもそも既卒・フリーター・ニートなどを対象としたサービスだから、そういう人に対するサポートが充実している。分からないことが分からないレベルの状態でも、手を引いて道案内してくれるような感じ。知らないことやできないことを責められたり怒られたりしないし、心理的にかなり安心して頼ることができた。
内定までが早い
自分は登録してからトータル2〜3週間くらいで内定をもらった。もちろんこれは個人差があると思うが、企業への応募と書類・面接の準備を効率よく同時並行で進めてくれる、プロの伴走あってこそのスピード感だと思う。一人でやっていたら絶対こんな短期間では決まらなかった。就活に慣れてないから長引くとしんどいし、これだけテンポ良く進むのは正直ありがたかった。
気になったところ
紹介される求人の職種に少し偏りがある
紹介してもらえるのは、当然だが未経験OKの求人がほとんど。そうなると未経験が就職しやすい営業、販売・サービス、IT系の職種が多めになる。あくまで自分が利用した頃の話なので今はもっと幅広く扱っているのかもしれないが、当時はあまり選択肢は多くないなという印象だった。
求人の質はピンキリ
これは当時の自分には知識も経験もなく判断できなかったので、今振り返って思うこと。
大した学歴もスキルもない状態で入社できる会社となると、全部が優良企業とはいかないだろうなと思う。実際、自分が内定をもらったのはSES(客先常駐型)のIT企業だった。もちろんSESが全部悪いわけではないが、配属先によっては苦労することも多い働き方だと言われている。自分が内定をもらった会社も、正直あまり評判が良いとは言えなかった。これも今はどうなのかわからないが、少なくとも当時紹介された求人を思い返すと、自分でしっかり見極める必要はあるかなと思う。
ちなみに自分は数年後、別の会社でこのSESを実際に経験して苦労した。その詳しい話は別の記事に書いたので、よければ。
→ ワークポートで転職できた。でも失敗した。高卒フリーターの正直な体験記
「とにかく内定」が優先の雰囲気を感じた
未経験の人が正社員になりたいと思って駆け込むわけだから当然かもしれないが、「とにかく1社内定を決めよう」という空気を少し感じた。質よりスピード重視というか。正社員歴のゼロイチ達成を優先する人にはメリットになりうるが、自分みたいに割と吟味してよく考えたい人間には少し違和感があるかもしれない。
こんな人に向いている・向いていない
向いている人
・20代で就活をしたことがない人/在学中に就職が決まらなかった既卒の人
何から手をつければいいのか分からない——そんな状態の人は、この手厚いサポートが助けになると思う。自分もそうだった。それに若年層を対象としているので、若手向けの求人が多い。
・長い目でステップアップを考えられる人
今は転職が当たり前の時代。まずはどんな形でも正社員になって経験を積み、数年後にキャリアアップを目指してまた転職する。そういうステップを踏むつもりで先を見据えている人には合っていると思う。
向いていない人
・最初から一発で条件のいい会社に入りたい人
前でも書いたが、紹介される求人の全てが理想的な条件とは限らない。この1回で完璧に自分に合った会社に就職したいという人には向かないかもしれない。
まとめ
一言で言うなら、就活経験のない20代の人は使って損はないサービスだと思う。
そういう人に向けて特化したサービスだし、何から始めればいいのか分からないという人でも安心して頼れる。
職種の偏りがあるとは言ったが、それも裏を返せば範囲を絞って対策しやすいということだし、内定優先なのも早く正社員になりたい人にはメリットになる。
もし未経験向けのサービスを複数併用するなら、そのリストには入れておいた方がいいと思う。
ハタラクティブも含めた、実際に使った6社の比較記事もあるので、他のサービスと比べたい人はチェックしてみてほしい。
→ 高卒フリーターが使った転職エージェント6社を正直比較
